ぽこの母になるまで。

29歳。初産、妊娠5カ月で死産。 その後の記録です。 前を向いて、きっと私は強くなる。 仲良くしてください^ - ^

入院・処置・出産:2日目

5時30分:検温

6時:私だけLDRに行き、陣痛促進剤 1個目。

処置後に主人が入ってきてくれる。

 

ここからはずっとLDR

分娩台が硬くて、腰が痛くてたまらなかった。

寝返りうつのも一苦労。。

 

1つ目の促進剤投与後、1時間程で少しお腹がいたくなる。

陣痛アプリ使ってみる…

嬉しくない…

 

9時:2つ目の陣痛促進剤投与

生理痛みたいな感じで、3~4分間隔だっと思う。

お腹は痛いけど、どこまで痛くなるのかわからないくて

先が見えない…

 

10時頃:母到着

 

12時:3つ目の陣痛促進剤投与。

痛いけど、全然産まれる感じがしない。

一端、個室へ戻ってみる。

 

水が飲めないのがつらい…

 

15時:4つ目の陣痛促進剤投与。

父が来る。

とても寂しい目をしていて、元気にふるまっているんだけど、寂しい…

ごめんね、パパと思う。

両家初孫で、みんなが待っていた子だった。

 

ここから、徐々に強くなってきて

子宮口は2センチくらいのようだったけど、開き切らなくても

赤ちゃん降りてきたら開くっていってた。

 

出血も少し。

体温は37.5

だんだんと疲れてきた…

 

次の18時の促進剤…

その前にどうにか産まれてほしかった;;

助産師さんに氷を少しだけOKもらう。

 

15時の投薬では、T先生ではなく、院長先生が来るはずだったけど

T先生がきてくれた。安心した…

「熱がでているので、感染症の疑いがありますね。血液検査をしましょう。

それによって、18時の5個目の投薬をするか決めます。」

 

もう、こんなことってあるの…

天使ママたちのブログみると、6時間くらいで生まれてる人が多かったのに…

赤ちゃん、出てきたくないんだよね。。

そう思った。

 

 

16時:血液検査の結果がでる

感染症の可能性はありますが、数値的に18時の分は投与できそうです。」

とのこと。

 

お願い、出てきて…

 

 

18時:5個目の陣痛促進剤投与

T先生がきてくれて説明をうける。

感染症の可能性があります。ただ、数値できにも5個目の投薬は可能です。

私の予想だと、これで産まれてくれると思っているのですが

21時までに生まれなかった場合、入院を伸ばして、今夜に再度ラ三ナリア20本

明日、陣痛促進剤。という形で、リセットします。」

「ただ、感染症を起こしている場合、このまま促進剤で出してあげるには、出産後に子宮に問題が起こるかもしれない。なので、手術で赤ちゃんを出してあげる方法もあります。赤ちゃんの体は今のまま出してあげることはできないので、形が崩れたりとか

骨が子宮に刺さったり…というリスクがあります。

体に傷をつけたくないので、できるだけ避けたいです。」

とのこと。

 

もう、21時までに産むしかない。

痛みは、痛い時と痛くない時の差がありすぎて

もうこの痛みで産めないのであれば、子宮破裂でも起こすんじゃないかと思った。

 

間隔は1分痛みは30秒くらいだったかな。。

休めるのは30秒…

 

逃れられない痛みで、痛いときは「痛い~痛い~と」腰骨をバシバシたたいていた。

左を向いて、目の前には母、背中には主人。

主人の大きな手で大きくさすってくれるのが、とてもよかった。

でも痛い。

 

痛くて、涙が出ない中、泣いた。

生きたまま元気に産んであげたかった!

そう叫んだ。

 

自分で決めたのに。

 

 

助産師さんに「おしりを押される間隔があったら、ナースコール押してくださいね」

と言われたけど、全然わかんない。

押してからくるまでに、時間かかるし…

早めに押してしまおうか…

うんちが出る感覚なのか、何なのか…

おならもでるようになったし…

 

もうわかんないけど、痛い!

と言ったら、お母さんがナースコールを押してくれていた。

 

助産師さんが子宮口を確認した時

破水した。

「赤ちゃん、おりてきてますね」

「お産開始します!先生呼んで!」

と、1人だった助産師さんが一気に5人くらいに増えた…

その間に、もう赤ちゃんがおりてくるのがわかった…

陣痛はあるけど、全然痛くない…

 

「もう産んでいいですか?!」

「まだです、我慢してね」

痛い~~;;

というやり取り。

あかちゃん、出てきてたけど

医師しか取り出しちゃいけないのか、膣のところで頭を押さえられてた…

 

20時12分:夜勤の女医さんが到着して、出産。

赤ちゃんが出てきた後は、陣痛は止まっていた。

身体って不思議…

胎盤もどぅるん と出てきてくれた。

 

最後のほうは痛みで、赤ちゃんのことを考えてあげられず…

一気にごめんねという気持ちが押し寄せてきて、声を上げて泣いた。

膣も切れておらず、縫わなかった。

そうだよね、小さいもんね…

 

2時間LDRで休むとのこと。

赤ちゃんに対面。

とてもきれいに生まれてきてくれていますよ、と。

 

白い箱に入っていて、白いガーゼでくるまれていた。

316g 24センチ 19w4d

鼻は主人、口は私によく似た女の子だった。

 

T先生が私服のままかけつけてくれた。

心配してくれていたようでした…

 

「赤ちゃんの背中を見るとわかるんだけど…お尻のところ。。」

やっぱり、診断は間違っていなかった。

 

元気に産んであげられなくてごめんね…

2人で泣いた。

ほんまにごめんなあ。。

何もしれやれんかった。。

 

主人の言葉が忘れられない。

 

この子はいつまで息をしていたんだろう。

顔が真っ赤で、うっ血していた。

膣の中で息絶えてしまったようでした…

 

中期の赤ちゃんには痛みを感じる感覚がまだ備わっていないと…

どこかの記事で読んだ。

それだけが救いだった。

 

赤ちゃんにあった後は、どうしてもおにぎりが食べたくて

主人がコンビニに走ってくれた。

おにぎり、ファミチキ、サンドイッチ…

口いっぱいにほおばった。

 

本来なら2時間休んで、退院できるとのことだったけど

時間も遅いし、泊まることもできるようだったので私と主人で泊まることにした。

 

長い一日だった…

体中が痛い。

腰が特に。。